2016年11月24日木曜日

構造見学会へ参加する。

先日、ハウスメーカーのリレーバスツアーへ参加してきました。
コースメニューは・・・
『構造現場見学』→「住宅見学」→「太陽光設備見学」→「建売住宅見学」→「昼ご飯」
見学させて頂いて、最後はホテルビュッフェランチのおもてなしでした(@_@)
おなかもいっぱい、大満足でした!

今回の目的第一は、構造現場見学。
なかなか お目にかかれませんから、貴重です!
結合部が気になります。

現地に到着すると、現場監督さんからの直接の説明。

現場の説明という事で、独自のやり方も話して頂きました。
通常、現場の廃棄物:つまりゴミは、コンテナカゴに入れます。
ですが、こちらのハウスメーカーさんでは…
カゴではなく、↑ このように「廃棄物一時保管場所」とし、
まず現場では20種類位に分別。
さらに、最終時の工場内では60種類位まで分別処理する。
「ゼロエミッション」に取り組んでいるそうです。

そして、いよいよ構造物の説明。
一番知りたい、結合部。
基礎部分は…
並んでる。
キチンと並んでいる。

そして、梁部分…
キチンと組まれています。
美しい。
木材は、痩せていくので、糊出しで仕上げるそうです。

 どのように緊結されているのだろう?
ん~緊結部見えない・・・

スリットを入れているのは、木材の湿気対策とのこと。

この住宅は、秋田杉を使用します。

業界の方なら、この情報で、
どこのハウスメーカーかが、分かるんだろうなぁ…。

現場を見て、疑問に思ったのが、
「土台が無い。アンカーは後打ちなのだろうか?」
でなければ、柱の通り芯が定まらないであろうし、
数ミリでもブレたら、建たないのでは?!と思ったので。

監督さんへ、質問しました。
ついでに、橋梁の仕事をしてきた話も出してみた。
親切に答えてくれる監督さんでしたよ。

アンカーは、コンクリート打設時との事。
コンクリートを流し込む時、動くはずですが…と聞いたところ。
アンカープレートという専用シートを使うそうです。

ハウスメーカーだと、
どの住宅も仕上りが一律、同じでなくてはいけません。
誰が建てても、同じ仕上りにする為。
その為に、様々な専用工具等を使うのだそうです。
なるほど。

時間となり、バスへ戻る帰路に、監督さんと雑談ができました。
「一律の住宅に仕上がるという反面、面白さは無いんです。」と、
寂しげな顔で、いろいろ話てくれました。
確かに、商品化、ヒューマンエラー対策を考えればの工法なのでしょう。

今回の目的は、建築物の結合部でしたが、
現場監督さんとの最後の話が、私の貴重な財産となりました。
監督さん、ありがとうございました m(_ _)m

2016年11月16日水曜日

新しい感覚を知る。

パンの講習会その2です。

志賀シェフ考案 120時間バゲット
来春販売ですが、一足お先に味わいました。
小麦の風味は消えますが、とにかく甘みに驚きます。
砂糖なしですし、砂糖の甘みではありません。

120時間=5日間発酵したバケットです。

つまりは、5日間場所を占領する訳で、
経営だけを考えれば、まずやってみようとは思わないはず。

私だったらの考えですが・・・
いくら低温長時間とはいえ、嫌な酸味が出るのでは?と敬遠する。
あと、ここまでの長時間だと乳化が起こり、パンにはならない!と決めつける。
つまり、やってみようと考えなくなる。←これは、停滞の始まりで、よくありません。

「固定概念を覆す」には、天晴です。
教科書通りが絶対ではありません。
志賀シェフのパンは、出会ったことの無い味わいのパンばかり。
パンの新しい顔を知ることができ、感激関心します。

志賀シェフの言葉で「新しい感覚を知る!」とあります。
今回の講習会でも、頻繁に出ていた言葉でした。
志賀シェフの進化するパンは、今後も楽しみです。

今回の講習会はパンの世界だけではなく、
仕事でも同様な事が通ずると感じ、2回に分けて紹介させて頂きました。
何かの『キズキ』につながれば、幸いです (^^ゞ

2016年11月11日金曜日

十日夜(とおかんや)

昨晩は、十日夜でした。
皆さま、お月見されましたか?

霧気味ですが・・・
十日夜、お月見しました。

9月の十五夜の月↓です。

「十五夜、十三夜、十日夜の3日間が晴れてお月見ができると縁起が良い」
とされています。
霧気味はOKかな?!

2016年11月4日金曜日

巨匠対談に学ぶ。

個人的な趣味で、パン作りをしております。
先月、Signifiant Signifie 志賀シェフ の講習会に
参加してきました。
(シェフが来仙しての講習会です。)

学び多き講習会でしたので、何度かに分けて、少し紹介させて頂きます。

今回は、塩釜シェヌーにて、志賀シェフとの会食がありました。
まずは、シェヌーの料理&デザートを紹介


食後には、なんと、シェヌー赤間シェフも登場で、巨匠対談が始まりました。
貴重です!

シェヌーが塩釜ともあり、震災時の話から始まりました。
あの立地ですので、当然津波被害もあったのですが、最小限で済んだそうです。
それは、日々の作業を怠る事をせずにいた結果であった様です。

その後の話は、お互いの経歴・・・といった話が進み、
様々な経緯の元、「新しい感覚」を知ることだという話となりました。

伝統、こだわりも大事だが、
『新しいことへの挑戦心を忘れてはいけない!』と、貴重な深みある内容でした。
参加させて頂いた事への感謝で、いっぱいになりました。